JIS Z3233:2001イナートガスアーク溶接並びに プラズマ切断及び溶接用タングステン電極 Tungsten electrodes for inert gas shielded arc welding, and for plasma cutting and welding
1. 適用範囲 この規格は,イナートガスアーク溶接並びにプラズマ切断及び溶接に使用するタングステン電極について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 1403 : 1987 タングステン材料の分析方法
JIS H 1405 : 1987 トリエーテッドタングステン材料の分析方法
ISO 6848 : 1984 Tungsten electrodes for inert gas shielded arc welding, and for plasma cutting and welding−Codification
3. 用語の定義 タングステン電極 (Tungsten electrodes) アーク発生のため,陰極又は陽極として使用される酸化物添加、若しくは無添加のタングステン棒。
4. 分類記号 タングステン電極は,表1又は表2に規定した化学成分によって分類する。表1 A系列,表2 B系列のいずれの分類に従ってもよい。
5. 要求事項
5.1 寸法及び寸法許容差 電極の寸法及び許容差は,表3による。
5.2 真直性 真直性は,全長に対して±0.5mm以下でなければならない。真直性の判定方法は,附属書1による。
5.3 品質 電極には,使用上有害な表面きず(小さな亀裂,割れ,スケールなど)が,あってはならない。 タングステン電極の表面には,油脂やその他の不純物があってはならない。タングステン電極の表面は,特にバリのないよう仕上げなければならない。
5.4 化学成分 タングステン電極は,表1又は表2に示す化学成分に,適合しなければならない。 化学成分の分析方法は,附属書2による。
6. 包装 電極は,輸送中及び保管中に,表面が損傷したり錆びないように包装しなければならない。
7. 表示
7.1 識別色 タングステン電極は,いずれか一方の端部に表1又は表2に規定する識別用の色を付けなければならない。
7.2 箱又は包装の表示 タングステン電極は,その包装に際し,次に事項を明確に表示しなければならはい。
a) 製造業者又は供給者の名称
b) 電極の径
c) 電極の長さ
d) 表1又は表2に基づく分類記号
e) ロット番号又は製造番号
JIS Z3233:2001
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