JIS X6171:2000 家庭用本縫ミシン頭部の 分類及び表示記号
1. 適用範囲 この規格は,主に家庭において使用する本縫(1)ミシンの頭部(以下,ミシンという。)の分類と,その表示記号について規定する。 注(1) JIS B 9003による。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 9003 家庭用本縫ミシンの裁縫用語 JIS L 0120 ステッチ形式の分類と表示記号 3. 分類 ミシンの分類は,大分類,中分類,小分類に分ける。
3.1 大分類 大分類は,ミシンの主体となる縫目の形によって,次の4種類に分ける。
a) 直線本縫ミシン 図1のように直線状の本縫縫目だけができるもの。 図1 直線本縫ミシンの縫目
b) 機械式ジグザグ本縫ミシン 針棒及び送り歯の作動制御によって,図2のように直線状,ジグザグ又は模様状に本縫縫目のできるミシンで,作動制御機構がカムなどの機械的手段だけで構成されているもの。
c) コンピュータ式ジグザグ本縫ミシン 針棒及び送り歯の作動制御によって図3のように直線状,ジグザグ又は模様状に本縫縫目のできるミシンで,作動制御機構にマイクロコンピュータが使用されているもの。
3.2 中分類 中分類は,大分類によって分類したミシンをさらにベッドの形状によって,次の5種類に分ける。
a) 標準ベッド(2)を備えたものでモータを内蔵しないもの。
b) 標準ベッド(2)を備えたものでモータを内蔵したもの。
c) 箱形ベッド(3)を備えたもの。
d) 筒形ベッド(4)を備えたもの。
PS:Thank you for your support!