JIS T6515:2001

01-04-2023 comment

JIS T6515:2001絶縁用保護具・防具類の耐電圧試験方法Testing method for withstand voltage of personalprotective equipment and insulating devices
1.適用範囲 この規格は,7 000V 以下の電線路の活線作業,その近接作業などで,感電などの危害を防止するために用いる絶縁用保護具,絶縁用防具及び絶縁用防護具の一般商用周波数における耐電圧試験及び充電電流の測定方法について規定する。2.引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。JIS C 0920 電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級JIS Z 8401 数値の丸め方JIS Z 8703 試験場所の標準状態3.定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a)絶縁用保護具(以下,保護具という。) 活線作業,活線の近接作業などで,作業者の感電などの危害を防止するために,当該作業者が着用する絶縁性のもの(1)。
b)絶縁用防具(以下,防具という。) 活線作業,活線の近接作業などで,作業者の感電を防止するために,電線路の充電部,支持物などに装着する絶縁性のもの(2)。
c)絶縁用防護具(以下,防護具という。) 建設作業において,建設物周辺の電線路に建設機械器具,作業者又はその取扱物が接近又は接触することによる作業者の感電を防止するために,当該電線路の充電部,支持物などに装着する絶縁性のもの(3)。
d)水中試験 供試品の内部に水を満たして水槽中に保持し,当該供試品の内外面の水を電極として行う試験。
e)気中試験 供試品の内外面に導電性の金属又は導電性の液体(4)を含浸した布地などを導電体として密着させ,両面の導電体をそれぞれ電極として行う試験。
f)沿面距離 水中試験又は気中試験において,二つの電極間に介在する供試品の表面に沿った最短距離。

(1)保護具には電気用安全帽,電気用ゴム手袋,電気用袖カバー,電気用絶縁衣,電気用長靴などがある。
(2)防具には,電気用絶縁管,電気用絶縁シート,電気用絶縁カバー,接地体用の絶縁カバーなどがある。
(3)防護具には,建設用防護管,建設用防護シート,建設用防護カバーなどがある。
(4)この試験で用いられる主な導電性の金属としては,銅,黄銅,アルミニウムなどがあり,導電性液体としては,水,石けん溶液,水溶性シリコーンなどがある。
4.試験方法の種類及び適用
4.1試験方法の種類 試験方法の種類は,次による。
a)水中試験b)気中試験c)散水後に行う気中試験4.2試験方法の種類の適用 試験方法の種類の適用は,供試品の構造及び形状によって,次のいずれかによる。a)供試品の内外面に規定の沿面距離を保ち,その内外の水位が同一になるまで水を満たすことができる構造のものは,水中試験を行う。例 電気用安全帽,電気用ゴム手袋,電気用長靴
b)水中試験を行うことが不可能なものは,気中試験を行う。例 電気用絶縁シート,建設用防護管
c)散水後に行う気中試験は,建設用防護管に適用する。
5.試験条件5.1試験室の標準状態 この試験は,特に指定する場合を除いて,JIS Z 8703 に規定する常温 (20±15)℃,常湿[相対湿度 (65±20) %]の室内で行う。5.2供試品の試験準備a)水中試験及び気中試験においては,供試品は,試験実施前,少なくとも 1 時間以上
5.1 に規定する標準状態の試験室内に置いたものを用いる。b)散水後に行う気中試験においては,供試品は,JIS C 0920 の
4.5保護等級 3(防雨形) に規定する試験方法によって散水を行ったものを用いる。
6.試験装置及び器具
6.1耐電圧試験装置 耐電圧試験装置は,主に変圧器,回路遮断器,電圧調整装置などからなり,各装置の性能は,次による。
a)変圧器 変圧器は,供試品の充電電流に対して適正容量以上のもので,かつ,試験電圧の 1/2 以上で,波高率が 1.34〜1.48 の範囲内でなければならない。また,三次巻線をもつものは,その精度が±1%以内でなければならない。なお,二次側に保護抵抗を挿入する場合には,その電圧降下による誤差が無視できる程度でなければならない。備考 充電電流の小さい供試品に対しては,定格 500VA 程度の試験用変圧器又は定格負荷 100VA 以上の計器用変圧器を用いてもよい。b)回路遮断器 回路遮断器は,供試品の絶縁破壊によって流れる電流から変圧器及び電極を保護するため,破壊により自動的に,速やかに動作しなければならない。

                                           Related Information                                             Download
PS:Thank you for your support!
AGMA 2000FTM10-2000 pdf download JIS Standards

AGMA 2000FTM10-2000 pdf download

Carburized spur gears were tested to determine bending fatigue life under variable loads. Fatigue life in random tests is shorter than in block programmed tests. However, chronological order of loads in block programmed tests has insignificant influence....
Read More
AGMA 2000FTM2-2000 pdf download JIS Standards

AGMA 2000FTM2-2000 pdf download

The International Gearing Standard IS0 6336, in part 5, addresses the metallurgical requirements to achieve the rated service performance. For high quality carburise case hardened gears the heat treater is required to achieve, in conjunction with other...
Read More
JIS Z8739:2001 JIS Standards

JIS Z8739:2001

JIS Z8739:2001 音響−音響パワーレベル算出に 使用される基準音源の性能及び 校正に対する要求事項 Acoustics−Requirements for the performance and calibration of reference sound sources used for the determination of sound power levels 1. 適用範囲 この規格は,基準音源についての次の音響性能の要求事項を規定する。 − 音響パワー出力の時間定常性及び繰返し性 − スペクトル特性 − 指向性指数 音響パワー出力の安定性及び指向性が必要とされる音源の指向性指数は,通常は基準音源の適合性試験に付随して算出される。指向性測定のために(例外については5.5参照),適合性試験は半無響環境に限って実行できる。定期的検証測定の場合に,通常,周波数バンドの音響パワーレベルだけを測定する。この場合に測定は半無響又は残響条件で実施してよい。また,この規格は,オクターブバンド及び1/3オクターブバンドでかつ周波数重み付けAで,空気の特性インピーダンス(爀  一一洀㌰死地慎における音響パワーレベルで表すための基準音源として使用するための音源の校正手順を規定する。適合性試験及び検証のために様々な手順を規定する。 備考 基準音源は,例えばISO 9295のように,1/2オクターブバンドでの測定のために使っても差し支えない。 しかし,そのような状況ではこの規格で規定される安定性と再現性の限界は適用されない。...
Read More

LEAVE A REPLY

Anonymous netizen Fill in information