JIS S6049:2001 電気鉛筆削り機及び手動鉛筆削り器 Electric or manual pencil sharpeners
1. 適用範囲 この規格は,木軸の鉛筆及び色鉛筆を削るときに用いる電気鉛筆削り機及び手動鉛筆削り器(以下,削り機・器という。)について規定する。ただし,充電式及び乾電池式の電気鉛筆削り機には適用しない。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 3306 ビニルコード
JIS C 8303 配線用差込接続器 JIS S 6006 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いるしん
JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8703 試験場所の標準状態 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 電気鉛筆削り機 電動機によってカッタを回転させ,鉛筆及び色鉛筆を削ることができる構造をもち,定格電圧が単相100V,定格周波数50/60Hz共用の削り機。
b) 手動鉛筆削り器 送り装置をもち,ハンドルによってカッタを回転させ,鉛筆及び色鉛筆を削ることができる構造をもつ削り器。
c) 送り装置 切削するときに鉛筆を送り込む装置。
d) くずケース 鉛筆の削りくずを収納する器。
e) カッタホルダ カッタを取り付ける枠。電気鉛筆削り機では電動機と直接又は間接に結合している。
f) 切削完了装置 鉛筆のむだ削りを防止するための装置。
g) 完了表示装置 鉛筆の切削が完了したことを表示するための装置。
h) 調節装置 鉛筆のしんの先端の太さを調節する装置。
i) 片削り 鉛筆を削ったときの,鉛筆のしん部の状態(図1参照)。
j) 切削角度 鉛筆を削ったときの,鉛筆の先端のなす角度。
k) 先端の太さ 鉛筆を削ったときの,しんの先端の直径。
l) 温度ヒューズ 異常温度を検知し,電流を遮断することによって温度上昇を防止するもの。
m) 温度過昇防止装置 異常温度を検知し,作動して温度上昇を防止する調節器。操作者によって温度設定の変更ができないもの。
4. 各部の名称 削り機・器の各部の名称は,付図1及び付図2による
JIS S6049:2001
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