JIS M7601:2001 圧縮酸素形循環式呼吸器 Compressed oxygen closed circuit self- contained breathing apparatus
1. 適用範囲
この規格は,鉱山,工場などの事業場,船舶,火災現場,ずい道などにおいて,酸素欠乏空気,粉じん,ガス,蒸気などを吸入することによって,人体に障害を引き起こすおそれがあるときに使用する圧縮酸素形循環式呼吸器(以下,呼吸器という。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1602 熱電対 JIS T 8001 呼吸用保護具用語 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS T 8001によるほか,次による。 a) 陰圧形 吸気の全期間又は一部の期間中,面体内圧力が陰圧になる呼吸器。
b) 陽圧形 吸気,呼気の全期間中,面体内圧力が陽圧になる呼吸器。
c) デマンド補給弁 呼吸器の構成部品で,着用者の呼吸による呼吸回路内の圧力変化,内容積変化などで作動して酸素を呼吸回路内に補給する弁。
d) 定量−デマンド併用式 高圧酸素容器から酸素を減圧弁,オリフィスなどを通し,連続して補給する定量補給のほかに,デマンド補給弁を備えた方式。
e) デマンド式 デマンド補給弁によって,人体の酸素消費量に見合った酸素を間欠的に補給する方式。
f) 試験圧力 高圧部分の気密性,酸素補給量の試験などの場合に高圧部分に加える試験圧力で,次の式による圧力。 Pt= (0.95±0.05) P ここに, Pt: 試験圧力 (MPa)
P: 308K (35℃) における最高充てん圧力 (MPa) ただし,試験においては,5%の誤差を許容する。
g) 警報設定圧力 警報器が始動する圧力。
h) 公称定量酸素補給量 標準試験圧力を加えたときの定量酸素補給量。 備考 標準試験圧力は,次の式によって算出する。
JIS M7601:2001
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