JIS L4105:2000

01-03-2023 comment

JIS L4105:2000 浴用タオル
1. 適用範囲
この規格は,純綿でループパイルの浴用タオル(1)(以下,タオルという。)について規定する。
注(1) 浴用タオルとは,主に入浴時又は洗顔時に使用するタオルをいう。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS L 0801 染色堅ろう度試験方法通則
JIS L 0803 染色堅ろう度試験用添付白布
JIS L 0844 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 0849 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
JIS L 1030-1 繊維製品の混用率試験方法−第1部:繊維鑑別
JIS L 1030-2 繊維製品の混用率試験方法−第2部:繊維混用率
JIS L 1096 一般織物試験方法
JIS L 1907 繊維製品の吸水性試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 種類 タオルの種類は,質量の区分によって,次の3種類とする。
a) 1号 675g/12枚以上750g/12枚未満
b) 2号 750g/12枚以上900g/12枚未満
c) 3号 900g/12枚以上1 125g/12枚未満
4. 性能
4.1 染色堅ろう度
4.1.1 洗濯堅ろう度 洗濯堅ろう度は,7.1.1によって試験したとき,変退色4級以上,汚染3級以上とする。
4.1.2 摩擦堅ろう度 摩擦堅ろう度は,7.1.2によって試験したとき,乾燥4級以上,湿潤3級以上とする。ただし,染料によって染色した濃色品(2)の場合は,乾燥3級以上,湿潤2-3級以上とし,顔料プリントによる濃色品の場合は,乾燥3級以上,湿潤2級以上とする。
注(2) 濃色とは,JIS L 0801の9.(3)の汚染の判定に規定の方法によって,タオルとJIS L 0803に規定の添付白布3号(綿添付白布)との色の開きを比較したとき,1級以下のものをいう。
4.2 寸法変化 寸法変化は,7.2によって試験したとき,たて−3%以内,よこ−3%以内とする。ただし,先ざらし(晒)品の場合は,たて50  %以内,よこ40 内とする。 4.3 吸水性 タオルの吸水性は,7.3によって試験したとき,吸水速度が5秒以下とする。ただし,5秒を超える試料にあっては,7.3の前処理を1回施すことによって5秒以下となるものは,前処理後である旨を試験結果に付記するものとする。
5. 品質
5.1 寸法 タオルの寸法は,タオルを平らな台の上に置き,不自然なしわや張力を除き,幅及び長さを測り,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸め,幅33.5cm以上35.5cm未満,長さ83cm以上とする。
5.2 外観 外観は,目視によって次のとおりとする。
a) 織りきず,汚れなどの製織上の欠点,染めむらなどの染色加工上の欠点及び縫い外れなどの縫製上の欠点がないこと。
b) ヘム縫いは,返し縫いが施されていること。
c) パイルの形状は,均一であること。
d) パイル地と他の部分との境目が均整であること。

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