JIS K7371:2000

01-03-2023 comment

JIS K7371:2000 鉄鉱石−分析方法通則
1.適用範囲 この規格は,次の日本工業規格に規定する鉄鉱石の分析方法に共通な一般事項について規定する。
JIS M 8205 鉄鉱石−蛍光 X 線分析方法
JIS M 8207 鉄鉱石−ナトリウム定量方法
JIS M 8208 鉄鉱石−カリウム定量方法
JIS M 8210 鉄鉱石−コバルト定量方法
JIS M 8211 鉄鉱石−化合水定量方法
JIS M 8212 鉄鉱石−全鉄定量方法
JIS M 8213 鉄鉱石−酸可溶性鉄 (II) 定量方法
JIS M 8214 鉄鉱石−けい素定量方法
JIS M 8215 鉄鉱石−マンガン定量方法
JIS M 8216 鉄鉱石−りん定量方法
JIS M 8217 鉄鉱石−硫黄定量方法
JIS M 8218 鉄鉱石−銅定量方法
JIS M 8219 鉄鉱石−チタン定量方法
JIS M 8220 鉄鉱石−アルミニウム定量方法
JIS M 8221 鉄鉱石−カルシウム定量方法
JIS M 8222 鉄鉱石−マグネシウム定量方法
JIS M 8223 鉄鉱石−ニッケル定量方法
JIS M 8224 鉄鉱石−クロム定量方法
JIS M 8225 鉄鉱石−バナジウム定量方法
JIS M 8226 鉄鉱石−ひ素定量方法
JIS M 8227 鉄鉱石−すず定量方法
JIS M 8228 鉄鉱石−亜鉛定量方法
JIS M 8229 鉄鉱石−ビスマス定量方法
なお,この規格における鉄鉱石とは,普通鉄鉱石(赤鉄鉱,磁鉄鉱,褐鉄鉱,りょう鉄鉱など),砂鉄,硫化鉄焼鉱,スケール及びダスト又はこれらの粉粒状のものを加工した団鉱,焼結鉱及びペレットなどの鉄原料をいう。ただし,各規格に規定している附属書のうち,国際一致規格に該当するものについては,それぞれの規格に規定してある。
2.引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0119 蛍光 X 線分析方法通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS M 8702 鉄鉱石−インクリメントサンプリング及び試料調製−機械式方法
JIS M 8703 鉄鉱石−試料調製−手動式方法備考
ISO 3082 : 1998, Iron ores−Sampling and sample preparation procedures が,上の 2 規格と同等である。
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402-1 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第 1 部:一般的な原理及び定義
JIS Z 8402-3 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第 3 部:標準測定方法の中間精度
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第 6 部:精確さに関する値の実用的な使い方3.定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0050 及び JIS Z 8402-1 による。
4.一般事項 分析方法に共通な一般事項は,JIS K 0050,JIS K 0115,JIS K 0119,JIS K 0121,JIS K 8001及び JIS Z 8402-1 による。ただし,各規格に規定している附属書のうち,国際一致規格に該当するものについては,各附属書に規定している引用規格及び規定項目による。
5.試料の採り方及び取扱い方法
5.1分析用試料 分析用試料は,JIS M 8702 の 8.6(化学分析試験試料の調製)又は JIS M 8703 の 10.3(化学分析試験試料の調製)によって,次のいずれかに調製され,適切な容器に入れられたものとする。a)吸湿性の少ない鉄鉱石 100µm 以下のものを 50g 以上。b)吸湿性の強い鉄鉱石(1) 160µm 以下のものを 100g 以上。注(1)吸湿性の強い鉄鉱石とは,化合水含有率2.5% (m/m) 以上のもの,硫黄含有率0.2% (m/m) 以上のもの又は金属鉄を含むものを指す。なお,化合水含有率が 2.5% (m/m) 未満のものでも鉄鉱石の種類によっては,吸湿性の強い場合があるので,吸湿性が不明のものについては前もって調査しておく必要がある

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