JIS K6384:2001 合成ゴム−NBR−試験方法Acrylonitrile-butadiene rubber (NBR)−Evaluation procedure
1.適用範囲
この規格は,合成ゴム NBR(アクリロニトリル・ブタジエン系合成ゴム,以下,NBR という。)の試験方法について規定する。ただしラテックスの試験方法は除く。備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。ISO 4658 : 1999 Acrylonitrile-butadiene rubber (NBR) −Evaluation procedure (MOD)
2.引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。
JIS K 6220-2 ゴム用配合剤−試験方法−第 2 部:有機加硫促進剤及び有機加硫剤備考 ISO 11235 : 1999 Rubber compounding ingredients−Sulfenamide accelerators−Test methods からの引用事項は,この規格の該当項目と同等である。
JIS K 6228 ゴム−灰分の定量備考 ISO 247 : 1990 Rubber−Determination of ash からの引用事項は,この規格の該当項目と同等である。
JIS K 6238 原料ゴム−揮発分の求め方(定量)備考 ISO 248 : 1991 Rubber, raw−Determination of volatile matter content からの引用事項は,この規格の該当項目と同等である。
JIS K 6250 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの物理試験方法通則備考 ISO 471 : 1995 Rubber−Temperatures, humidities and times for conditioning and testing からの
3.試料及び試験片の調製 試料及び試験片の調製は,次による。
3.1試料の調製 試料は,ISO 1795 の 5(試料の調製)に従って調製する。試料は,品質が同一とみなすことのできるロット及びその端数ごとに約 1.5kg を採取し,その表面に付着した異物を除去し,気密を保てる容器に保管して試験に用いる。この場合,試料を採取するための供試品のロットの決め方及び採取数は,受渡当事者間の協定による。
3.2試験片の作製 試験片は,ISO 1795 の 8(試験片の調製)によって作製する。
4.原料ゴムの物理及び化学試験
4.1ムーニー粘度
4.1.1試験片の作製 ムーニー粘度試験片の作製には,次の切出し法とロール通し法がある。試験報告書には,適用した方法を記録する。a)切出し法 JIS K 6300-1 の 5.5.2(試験片の採取・作製)の
a)の 1)に規定する方法によって作製する。試験片は厚さ約 6mm,直径約 50mm のもの 2 個を 1 組とする。この 2 個のうち 1 個の試験片には中心にロータのシャフトを通す直径約 11mm の孔をあける。試験片は,できる限り内部に空気を含まないように作り,また,ダイ及びロータの表面に空気を残すようなポケットがないものでなければならない。
b)ロール通し法 JIS K 6300-1 の 5.5.2 の a)の 2)に規定する方法によって作製する。試験片は厚さ約 6mm,直径約 50mm のもの 2 個を 1 組とする。この 2 個のうち 1 個の試験片には中心にロータのシャフトを通す直径約 11mm の孔をあける。試験片は,できる限り内部に空気を含まないように作り,またダイ及びロータの表面に空気を残すようなポケットがないものでなければならない。
JIS K6384:2001
PS:Thank you for your support!