JIS K6265:2001 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−フレクソメータによる発熱及び耐疲労性の求め方Rubber, vulcanized and thermoplastic−Determination of temperature rise and resistance to fatigue in flexometertesting
1.適用範囲
この規格は,圧縮形のフレクソメータを用いて,加硫ゴム及び熱可塑性ゴム(以下,加硫ゴムという。)の内部発熱による温度上昇,動的なクリープ及び永久ひずみ並びに疲労破壊寿命を求めるための試験方法について規定する。備考1. この規格で規定するフレクソメータは,JIS K 6253の4.(国際ゴム硬さ試験)による国際ゴム硬さが85 IRHD/S 以上の加硫ゴムの試験又は
JIS K 6253の5.(デュロメータ硬さ試験)に規定されたタイプ A デュロメータ硬さが A85/S 以上の加硫ゴムの試験には適用しない。
2.この規格の対応国際規格を,次に示す。なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。ISO 4666-1 : 1982 Rubber, vulcanized−Determination of temperature rise and resistance to fatigue inflexometer testing−Part 1 : Basic principles (MOD)ISO 4666-3 : 1982 Rubber, vulcanized−Determination of temperature rise and resistance to fatigue inflexometer testing−Part 3 : Compression flexometer (MOD)
2.引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。JIS K 6200 ゴム用語
JIS K 6394 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの動的性質試験方法JIS Z 8401 数値の丸め方
3.定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6200 及び JIS K 6394 によるほか,次による。
a)温度上昇 (temperature rise) 試験片の所定の位置において,試験中の所定の時間に測定した温度と試験前に測定した温度との差。
b)定ひずみフレクソメータ試験 試験片に与える圧縮負荷のうち,動的な負荷をたわみ(又はひずみ)振幅が一定になるようにして行うフレクソメータ試験。c)定応力フレクソメータ試験 試験片に与える圧縮負荷のうち,動的な負荷を荷重(又は応力)の振幅が一定になるように調節しながら行うフレクソメータ試験。備考 定ひずみフレクソメータ試験及び定応力フレクソメータ試験における応力及びひずみの変化の様子を,図 1 に示す。
JIS K6265:2001
PS:Thank you for your support!