JIS G7601:2000

01-03-2023 comment

JIS G7601:2000 ニッケル及びニッケル合金棒(ISO 仕様)
4.合金の種類記号(以下,種類という。)
この規格では,ISO/TR 7003 及び ISO/TR 9721 の合金記号規則を適用する。5.注文 この規格による棒の注文には,次の事項を含めなければならない。5.1この規格の番号5.2数量(質量又は個数)5.3合金の種類(表 1 参照)備考 合金の種類には,番号又は記号を使用できる。5.4合金処理状態,仕上げ棒用(表 2 参照)
5.5寸法 径,対辺距離,厚さ,幅,長さ
5.6注文者が製品を熱間加工するか否かを明記
5.7選択的要求a)注文者が熱間加工を行う場合,棒の許容差b)製品分析用供試材(7.1.2 参照)c) 1%耐力の測定(9.2.3 参照)d)表面状態(6.1.8 又は 6.2.4 参照)e)表示(10.参照)f)注文者又は第三者の検査(11.参照)g)規格合格証明書(12.参照)
6.要求事項
6.1仕上げ状態で供給される棒に関する要求6.1.1化学成分 溶解分析による化学成分は,表 1 による。成分限界値は,規定外の元素が含まれないことを規定するものではない。規定外の元素の限界値が必要とされる場合には,受渡当事者間で協定しなければならない。“残り”として示した元素の含有率は,100%との差で計算する。
6.1.2処理状態 指定のない限り,析出硬化性合金の棒は,固溶化熱処理状態で供給される。
6.1.3引張特性 棒の引張特性は,表 2 による。
6.1.4熱処理 析出硬化系合金の棒は,注文条件によって表 3 によって熱処理を行わなければならない。
6.1.5結晶粒度 NW8810 (FeNi32Cr21AlTi-HC) 合金及び NW8811 (FeNi32Cr21AlTi-HT) 合金の棒の結晶粒度は ASTM No.5 かそれよりも粗(平均径 0.06mm 以上)くなければならない。
6.1.6クリープ又はクリープ破断特性 析出硬化系合金の棒は,表 4 に規定するクリープ又はクリープ破断特性を満足しなければならない。6.1.7寸法許容差6.1.7.1径,厚さ又は対辺距離 断面寸法の許容差は,表 5∼7 による。
6.1.7.2長さ 熱間加工及び冷間加工した棒の長さの許容差は,表 8 による。
6.1.7.3曲がり 最大曲がり(弦の深さ)は,長さ 1m 当たり 4mm を超えてはならない。棒には鋭い曲がりやキンクがあってはならない。
6.1.8表面状態 棒の表面は,清浄で,有害な欠点があってはならない。備考 場合に応じて,受渡当事者間で受入れ基準の協定を行うことが望ましい。

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