JIS G7305:2000 ばね用鋼線−第 2 部:冷間引抜炭素鋼線(ISO 仕様)
1.適用範囲
1.1この規格は,JIS G 7304 の一般要求事項を満足する静的及び動的負荷に用いられるばねの製造に使用する冷間引抜炭素鋼線の要求事項について規定する。
1.22種類について,通常入手可能な線径及び引張強さグレードは,表 1 による。
表 1 引張強さグレード引張強さグレード線径 mm静的負荷動的負荷種類の記号名称最小最大最小最大SL低強度 0.50 13.00 −−SM中強度 0.08 20.00 −−SH高強度 0.08 20.00 −−DM中強度−− 0.0820.00DH高強度−− 0.0820.001.3クラス A の線径許容差は,SH,DM と DH 種に適用し,一方,クラス B の許容差は,SL と SM 種に適用する(JIS G 7304 参照)。
2.引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格はその最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 7304 ばね用鋼線−第 1 部:一般要求事項(ISO 仕様)備考
ISO 8458-1 : 1989, Steel wire for mechanical springs−Part 1:General requirements が,この規格と一致している。
ISO 8457-2 : 1989, Steel wire rod−Part2:Quality requirements for unalloyed steel wire rods forconversion to wire
2G 7305 : 2000 (ISO 8458-2 : 1989)3.線くせ 線は,均一な線くせを与えられなければならない。線は,包装されたものから一巻を切断し,平面に落とした際,平面に沿って横たわらなければならず,らせん状の線くせを示してはならない。合意が成立した場合,5.00mm 以下の線径については,次の記述を満足するとき,線くせの要求事項は達成されているとみなしうる。コイル又はボビンから取られ,フックに自由につるされた個々のリングは,リングの両端末のところで軸方向の変位 f を示す(図 1 参照)。この変位 f は,次の不等式で示される値を超えてはならない。
JIS G7305:2000
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