JIS F9601:2001 銅及び銅合金の管継手 Pipe fittings of copper and copper alloys
1. 適用範囲
この規格は,JIS H 3300の配管用銅管及び水道用銅管並びにJIS H 3330の外面被覆銅管に差し込み,差しろう付又は,はんだ付する銅及び銅合金製の管継手(以下,管継手という。)について規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応を示す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 2016 : 1981, Capillary solder fittings for copper tubes−Assembly dimensions and tests (MOD)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成するこれらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則 JIS H 3300 銅及び銅合金継目無管 JIS H 3330 外面被覆銅管
JIS S 3200-1 水道用器具−耐圧性能試験方法 JIS S 3200-7 水道用器具−浸出性能試験方法 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) T(ティー) 配管接合継手の形状で,3方向分岐のもの。
b) エルボ 配管接合継手の形状で,L字のもの。
4. 種類及び記号 管継手は,接合部の寸法及び許容差によって2種類とし,種類及び記号は,表1による。
5. 性能
5.1 気密性能 管継手は,11.1によって試験を行ったとき,漏れがあってはならない。
5.2 耐圧性能 管継手は,11.2によって試験を行ったとき,破壊その他の異常があってはならない。
5.3 浸出性能 管継手は,11.3によって試験を行ったとき,表2に定める浸出性能の判定基準に合格しなければならない。
6. 外観及び形状
6.1 外観 継手の外観は,内外面が滑らかで,使用上有害なきず,割れなどの欠点があってはならない。
6.2 形状 継手接合部の形状の一例を,表3及び表4に示す。また,継手の形状は,実用的に正円の断面をもち,その両端面は継手の軸に対しほぼ直角でなければならない。種類別の形状の一例を,図1〜図7に示す。
JIS F9601:2001
PS:Thank you for your support!