JIS C3315:2000

01-01-2023 comment

JIS C3315:2000 口出用ゴム絶縁電線
1. 適用範囲 この規格は,主として発電機,電動機及びその他の電気機器などの口出しに用いる口出用ゴム絶縁電線(以下,口出線という。)について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 3005 ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法 JIS C 3102 電気用軟銅線 JIS C 3152 すずめっき軟銅線 3. 種類及び記号 種類及び記号は,表1による。 表1 種類及び記号 種類 記号(1)
口出用 600 V天然ゴム絶縁クロロプレンシース電線 600 V LRN 口出用 600 Vクロロプレン絶縁電線 600V LN
口出用 600 Vクロロスルホン化ポリエチレン絶縁電線 600 V LHH
口出用 600 V EPゴム絶縁電線 600 V LP
口出用3300 V EPゴム絶縁電線 3 300 V LP 口出用6600 V EPゴム絶縁電線 6 600 V LP
口出用600 V EPゴム絶縁クロロプレンシース電線 600 V LPN
口出用3300 V EPゴム絶縁クロロプレンシース電線 3 300 V LPN
口出用6600 V EPゴム絶縁クロロプレンシース電線 6 600 V LPN
口出用3300 V EPゴム絶縁クロロスルホン化ポリエチレンシース電線 3 300 V LPH
口出用6600 V EPゴム絶縁クロロスルホン化ポリエチレンシース電線 6 600 V LPH
口出用 600 Vけい素ゴム絶縁ガラス編組電線 600 V LKGB
口出用3300 Vけい素ゴム絶縁ガラス編組電線 3 300 V LKGB
口出用6600 Vけい素ゴム絶縁ガラス編組電線 6 600 V LKGB
口出用 600 Vけい素ゴム絶縁電線 600V LK
口出用3300 Vけい素ゴム絶縁電線 3 300 V LK
口出用6600 Vけい素ゴム絶縁電線 6 600 V LK
5. 材料,構造及び加工方法 材料,構造及び加工方法は,付表1〜16及び次の各項による。
a) 導体 導体は,JIS C 3152に規定するすずめっき軟銅線又はJIS C 3102に規定する軟銅線をより合わせたものとする。
b) 絶縁体 絶縁体は,
a)の導体上に天然ゴム,クロロプレン,クロロスルホン化ポリエチレン,EPゴム又はけい素ゴムを付表1〜16の厚さに被覆する。 なお,導体上には適切なセパレータ又は半導電層を施してもよい。この場合,半導電層の厚さは絶縁体の厚さに含めるものとする。絶縁体の平均厚さは,付表1〜16の値の90%以上とし,最小厚さは,付表1〜16の値の80%以上とする。外部被覆なしの電線については,この絶縁加工を終わったものを完成品とする。 なお,電線の表面には,有害なきず及び気ほうがあってはならない。
c) 外部被覆 1) シース シースは,
b)の絶縁体の上に必要によって,布テープ,その他の適切なテープの押さえを施した後,クロロプレン又はクロロスルホン化ポリエチレンを付表1〜16の厚さに被覆する。 シースの平均厚さは,付表1〜16の値の90%以上とし,最小厚さは付表1〜16の値の85%以上とする。
2) ガラス編組 ガラス編組は,
b)の絶縁体の上にガラス糸で二重に編組を施した後,耐熱性コンパウンドを含浸する。 下側の編組をガラステープにしてもよい。 なお,電線の表面には,有害なきずがあってはならない。

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