JIS B9933:2000 油圧一作動油一固体微粒子に 関する汚染度のコード表示
1. 適用範囲 この規格は,油圧システムに使用されている作動油中の固体微粒子の数量を定義するときに使用するコードについて規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
ISO 4402 : 1998 Hydraulic fluid power−Calibration of liquid automatic particle count instruments ISO 4407 : 1991 Hydraulic fluid power−Fluid contamination−Determination of particulate contamination by the counting method using a microscope ISO 11500 : 1997 Hydraulic fluid power−Determination of particulate contamination by automatic counting using the light extinction principle
3. コードの定義
3.1 一般事項 固体微粒子の数量を定義するほとんどの方法は,すべての汚染物質が同様の粒度分布をもつという仮定に基づいている。 この仮定は,浮遊塵埃のような自然の汚染物質には適用してもよいが,システムの中で循環し,ポンプ内で砕かれ,フィルタで分離を受けた微粒子には有効ではない。
注意 4洀上の微粒子測定は,多くの要因によって影響を受ける。 これらの要因とは,試料の採り方や微粒子計測の精度,及び採取容器とその使用場所の清浄度などをいう。 システムで循環している作動油を確実に採取するために,試料採取には適切な注意を払わなければならない。
3.2 コードの基準 自動粒子計数器を用いた場合の汚染度を表すコードは,次のように微粒子の大きさと分布を区分する三つのスケール番号から成る。
3.3 スケール番号の割当て 3.3.1 スケール番号は,試料の1mlにつき計数された微粒子の数に従って割当てられる(表1参照)。
3.3.2 表1のように,1ml当たりの微粒子数の上限値と下限値で示した二つの段階比率は,スケール番号で表すそれぞれの数値が適切に設定され,かつ各段階に意義があるように採用した。
JIS B9933:2000
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