JIS B8601:2001 冷凍用図記号 Graphical symbols for refrigerating systems
1. 適用範囲 この規格は,冷凍装置に関する計画図・設計図・系統図・計装図などの図面に,機器,配管,計装及びそれらの附属品を簡略化された方法で図示する場合の共通,かつ,基本的な図記号について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0011-1 製図−配管の簡略図示方法−第1部:通則及び正投影図
3. 管の図記号 管又は配管を簡略化された方法で図示する場合には,次による。ただし,この規格に規定していない事柄は,JIS B 0011-1によるのがよい。
3.1 管の表し方 管などを表す流れ線は,原則として1本の実線で表し,同一図面内では一種類の太さの線を用いる。ただし,管の系統,管内を流れる流体の種類,状態,目的又は管の太さを表すために線の種類(実線・破線・鎖線・2本の平行線など,及びそれらの太さ)を変えて図示してもよい。この場合には,それぞれの線の種類の意味を図面上の見やすい位置に明示する。 なお,管を破断して示す場合には,図1のように破断線を用いて表す。 図1 管を破断した表し方
3.2 管の太さ・種類の表し方 管の太さ及び種類を図示する場合には,管を表す線の上側に沿って図面の下辺又は右辺から読めるように,管の太さ及び種類を表す文字・文字記号を記入する[図2 a),b)]。ただし,複雑な図面などで誤解を招くおそれがあるときには,それぞれ引出し線を用いてもよい[図2 c)]。ま
た,文字,文字記号の意味は,図面上の見やすい位置に記入する。
3.3 流体の種類・状態・目的の表し方 管内を流れる流体の種類・状態・目的を示す場合には,管を表す線の上側に沿わせて図面の下辺又は右辺から読めるように文字・文字記号[図3 a),c),d)]を記入する。ただし,複雑な図面などで誤解を招くおそれがあるときには,それぞれ引出し線を用いて記入してもよい。
なお,流体の種類を表す文字記号は,表1の記号を用いる。ただし,これらの種類の詳細を示す必要のある場合[図3 b)]には,これによらなくてもよい。また,文字記号の意味は,図面上の見やすい位置に明示する。
JIS B8601:2001
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