JIS A6321:2000 浮き床用ロックウール緩衝材
1. 適用範囲 この規格は,建築物の床衝撃音の防止及び建築設備の機械振動などの固体伝ぱ(播)音の防止を目的として,浮き床構造(1)に使用する浮き床用ロックウール緩衝材(以下,ロックウール緩衝材という。)について規定する。
注(1) 浮き床構造とは,く(躯)体構造床及び壁と,浮き床との間に,音響的架橋(サウンド・ブリッジ)を生じないように緩衝材をはさみ,防振する構造をいう。緩衝材の施工では2層重ねが好ましい。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 9052-1 Acoustics−Determination of dynamic stiffness−Part 1 : Materials used under floating floors in dwellings
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS A 9504 人造鉱物繊維保温材 JIS Z 8401 数値の丸め方 JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3. 種類 ロックウール緩衝材は,静的ばね定数によって次の3種類に分類する。 ロックウール緩衝材 1種 ロックウール緩衝材 2種 ロックウール緩衝材 3種
4. 製造方法 ロックウール緩衝材は,JIS A 9504に規定するロックウールを原料とし,熱硬化性樹脂を接着剤として用い,板状に成型加工したものとする。
5. 寸法及び密度
5.1 ロックウール緩衝材の長さ,幅及びその許容差は,表1のとおりとする。
5.2 ロックウール緩衝材の厚さ及びその許容差は,表2のとおりとする。
6. 製品の呼び方 製品の呼び方は,次の例による。 例 浮き床用ロックウール緩衝材 2種 25mm
7. 品質 ロックウール緩衝材は,表4及び表5の規定に適合しなければならない。
JIS A6321:2000
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