JIS A1150:2001 コンクリートのスランプフロー試験方法 Method of test for slump flow of concrete
1 適用範囲
この規格は,粗骨材の最大寸法が40 mm以下の,高強度コンクリート,高流動コンクリート,水中不分離性コンクリートなどのスランプフロー試験の方法について規定する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 1920-2:2005,Testing of concrete−Part 2: Properties of fresh concrete (MOD) なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示す。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1101 コンクリートのスランプ試験方法 JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採取方法 JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方 JIS A 1156 フレッシュコンクリートの温度測定方法
JIS B 7512 鋼製巻尺
3 試験用器具
3.1 スランプコーン スランプコーンは,JIS A 1101に規定するものとする。
3.2 突き棒 突き棒は,JIS A 1101に規定するものとする。
3.3 平板 平板は,十分な水密性及び剛性をもつ,板厚3.0 mm以上の鋼製のものとし,大きさが0.8 m×0.8 m以上で,表面が平滑なものとする。取っ手をつける場合には,スランプフローの測定の障害にならない位置につける。
3.4 ノギス又はメジャー ノギス又はメジャーは,JIS B 7512のコンベックスルール又はこれに相当するもので,1 mmまで読み取れるものとする。
3.5 測定用補助器具 測定用補助器具1) は,図1に示すように,スランプフローの測定に用いるものとする。
注1) 例えば,山形鋼などを切断加工したものでもよい。
3.6 受け容器 受け容器は,容量10 L以上のバケツなどとし,必要に応じて用意する。 3.7 ストップウォッチ ストップウォッチは,0.1秒まで計測できるものとする。
JIS A1150:2001
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