JIS A1148:2001 コンクリートの凍結融解試験方法 Method of test for resistance of concrete to freezing and thawing
1 適用範囲
この規格は,コンクリートの凍結融解作用に対する抵抗性を,供試体を用いて凍結及び融解の急速な繰り返しによって試験する方法について規定する。ただし,この試験方法は,軽量気泡コンクリートなどには適用しない。 注記 この試験方法は,使用材料,配合などの異なるコンクリートの凍結融解抵抗性を相互に比較するためのものであって,コンクリート構造物における耐凍害性を直接的に評価したり,耐凍害性によって定まるコンクリート構造物の耐用年数を予測するためのものではない。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1127 共鳴振動によるコンクリートの動弾性係数,動せん断弾性係数及び動ポアソン比試験方法 JIS A 1132 コンクリート強度試験用供試体の作り方
JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
3 試験方法の種類 試験方法の種類は,表1に示す2種類とする。
表1−凍結融解試験方法の種類 試験方法の種類 記号 水中凍結融解試験方法 A法 気中凍結水中融解試験方法 B法
4 試験用装置及び器具
4.1 試験装置 試験装置は,供試体に所定の凍結融解サイクルを与えるのに必要な冷却及び加熱装置,試験槽,制御装置,並びに温度測定装置からなるものとする。温度測定装置は,試験槽内の温度,及び温度管理用供試体の中心温度を最小表示量1.0 ℃以下で測定できるもので,記録装置をもつものとする。
4.2 動弾性係数測定装置 動弾性係数測定装置は,JIS A 1127に規定するものとする。 4.3 はかり はかりは,ひょう量10 kg以上,目量2 g以下のものを用いる。
JIS A1148:2001
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