JIS B1015:2001 おねじ部品用ヘクサロビュラ穴 Hexalobular internal driving feature for bolts and screws 1 適用範囲 この規格は,ボルト及び小ねじ及びタッピンねじ用のヘクサロビュラ穴(以下,穴という。)の形状及び基準寸法,並びにゲージによる検査方法について規定する。 穴の輪郭の曲線は,表3〜表5で規定するゲージによって決められる。輪郭を描くときに用いる追加の情報を,附属書Aに示す。 この規格は,穴の検査に必要な詳細事項を示すことを意図している。製品製作の規格としては不適切であり,そのために用いる規格ではない。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 10664:2014,Hexalobular internal driving feature for bolts and screws(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。 2 基準寸法 基準寸法は,図1及び表1による。 3 ゲージによる検査 3.1 原理...
JIS B1045:2001
JIS B1045:2001 締結用部品− 水素ぜい化検出のための予荷重試験− 平行座面による方法 Fasteners−Preloading test for the detection of hydrogen embrittlement−Parallel bearing surface method 1. 適用範囲 この規格は,室温で締結用部品の水素ぜい化の発生を検出するための予荷重試験について規定する。 この試験は,鋼製のもので,引張応力を受ける次のものに適用する。 − ボルト,ねじ及び植込みボルト − スレッドローリングねじ − タッピンねじ − ドリルねじ − ナット − 座金 なお,試験は,10〜35℃の温度範囲内で実施するものとする。 この試験は,工程内管理に適したものであり,製造工程のいかなる段階の後に実施してもよい。このことは,受入試験として意図されたものではない。この試験は,処理条件又は操作技術における間違いや変化の評価に有効である。 また,締結用部品中の拡散性水素を減少させるための,めっき前及びめっき後の処理(ベーキング)を含むいろいろな加工段階の効果を判断することもできる。 この試験は,製造業者又は加工業者の適切な工程管理の実施及び監視の責任を軽くするものではない。 備考1....
JIS B1057:2001
JIS B1057:2001 非鉄金属製ねじ部品の機械的性質 Mechanical properties of non-ferrous metal fasteners 1. 適用範囲 この規格は,銅,銅合金及びアルミニウム合金の非鉄金属を用いて製造したボルト(植込みボルトを含む。)小ねじ,ナットなどのねじ部品で,表1の適用条件に該当するもの(1)の機械的性質とその試験,検査及び表示について規定する。 注(1) この規格で適用の対象とする非鉄金属製のボルト,小ねじ及びナットは,以下,ボルト,小ねじ及びナットといい,それらを総称する場合は非鉄金属ねじ部品という。 表1 非鉄金属ねじ部品の適用条件 適用項目 適用条件 ねじの形式 JIS B 0205によるもの。 ねじの呼び範囲 M1.6〜M39のもの。 材料 銅,銅合金及びアルミニウム合金のもの。 備考1. この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 8839 : 1986 Mechanical properties...
JIS B1059:2001
JIS B1059:2001 タッピンねじのねじ山をもつドリルねじ− 機械的性質及び性能 Drilling screws with tapping screw thread−Mechanical and functional properties 1. 適用範囲 この規格は,JIS B 1007の本体で規定するタッピンねじのねじ山及び下穴加工用のドリル部分をもつ,熱処理を施したねじの性質について規定する。このねじは,ドリル部分で下穴を加工後,それにつながるタッピンねじ部分で,切削又は非切削によってかみ合うめねじねじ山を成形する。 この規格の目的は,過剰な力が作用しない限り,ねじ込み操作中に障害を起こすことなく,このねじが下穴を加工し,かみ合うめねじねじ山を成形することを保証することにある。したがって,このねじの機械的性質及び性能に関しては,次の特性が最も重要な評価項目とみなされる。 − 表面硬さ − 下穴をあける能力及びかみ合うめねじねじ山を成形する能力 − ねじり強さ 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO 10666 : 1999 Drilling screws with...
JIS B2311:2001
JIS B2311:2001 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手 Steel butt-welding pipe fittings for ordinary use 1 適用範囲 この規格は,使用圧力が比較的低い蒸気,水,油,ガス,空気などの一般配管1) に突合せ溶接によって取り付ける鋼製の管継手(以下,管継手という。)について規定する。 なお,本体に規定した管継手以外に受渡当事者間の協定によって指定することができる特殊な形状の管継手は,附属書Aに規定する。また,特殊なネック付き管継手の表示及び報告については,附属書Bに参考として示す。 注1) JIS G 3452による配管用炭素鋼鋼管を用いた配管及びJIS G 3457による配管用アーク溶接炭素鋼鋼管を用いた配管。 2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0151 鉄鋼製管継手用語 JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書 JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材 JIS...
JIS B7738:2001
JIS B7738:2001 コイルばね−圧縮・引張試験機の検証 Verification of helical compression and extension springs testing machines 1. 適用範囲 この規格は,コイルばね用の圧縮及び引張試験機(以下,試験機という。)力及び長さの高さの検証方法について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって, この規格の一部を構成する。これらの規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7517 ハイトゲージ JIS B 7728 一軸試験機の検証に使用する力計の校正方法 JIS B 8103 計測用語 3. 用語,記号及び定義 この規格で用いる用語の定義は,JIS B 8103によるほか,次による。 a)...
JIS B7954:2001
JIS B7954:2001 大気中の浮遊粒子状物質自動計測器 Automatic monitors for suspended particulate matter in ambient air 1. 適用範囲 この規格は,大気中の浮遊粒子状物質の濃度を連続的に測定するための自動計測器(以下,計測器という。)について規定する。 測定原理として,次の種類がある。 a) ベータ線吸収方式 b) 圧電天びん方式 c) 光散乱方式 d) フィルタ振動方式 備考1. これらのほかの測定原理の計測器として,吸光方式に基づくものを附属書3(参考)に示す。 2. 計測器の種類及び測定範囲については,附属書1(規定)に示す。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 7551 フロート形面積流量計 JIS C...
JIS B8482:2001
JIS B8482:2001 産業用マニピュレーティング ロボット−性能項目及び試験方法 1. 適用範囲 この規格は,産業用マニピュレーティングロボットについて,次に示す性能項目の定義及び試験方法を規定する。 − ポーズ精度及びポーズ繰返し精度 (pose accuracy and pose repeatability) − 多方向ポーズ戻り精度 (multi-directional pose accuracy variation) − 距離精度及び距離繰返し精度 (distance accuracy and distance repeatability) − 位置安定化時間 (position stabilization time) − 位置行過ぎ量 (position overshoot) −...
JIS B8600:2001
JIS B8600:2001 冷媒用圧縮機の定格温度条件 Standard conditions of rating temperature for refrigerant compressors 1. 適用範囲 この規格は,冷媒用圧縮機(以下,圧縮機という。)の冷凍能力,冷媒循環量,入力などの性能を求める試験における定格温度条件について規定する。 備考 遠心圧縮機及び特殊用途の圧縮機には,適用しない。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 8606 冷媒用圧縮機の試験方法 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 a) 冷媒用圧縮機 冷媒蒸気を圧縮する冷凍・空調用の圧縮機。 b) 定格温度条件 圧縮機の性能を求める試験において必要な冷媒の温度条件。 c) 冷媒液の過冷却度 単成分冷媒又は共沸混合冷媒の場合には,吐出し圧力に対応する飽和温度と冷媒液温度との温度差。非共沸混合冷媒の場合には,吐出し圧力に対応する沸点温度と冷媒液温度との温度差。 4. 定格温度条件...
JIS B8601:2001
JIS B8601:2001 冷凍用図記号 Graphical symbols for refrigerating systems 1. 適用範囲 この規格は,冷凍装置に関する計画図・設計図・系統図・計装図などの図面に,機器,配管,計装及びそれらの附属品を簡略化された方法で図示する場合の共通,かつ,基本的な図記号について規定する。 2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS B 0011-1 製図−配管の簡略図示方法−第1部:通則及び正投影図 3. 管の図記号 管又は配管を簡略化された方法で図示する場合には,次による。ただし,この規格に規定していない事柄は,JIS B 0011-1によるのがよい。 3.1 管の表し方 管などを表す流れ線は,原則として1本の実線で表し,同一図面内では一種類の太さの線を用いる。ただし,管の系統,管内を流れる流体の種類,状態,目的又は管の太さを表すために線の種類(実線・破線・鎖線・2本の平行線など,及びそれらの太さ)を変えて図示してもよい。この場合には,それぞれの線の種類の意味を図面上の見やすい位置に明示する。 なお,管を破断して示す場合には,図1のように破断線を用いて表す。 図1 管を破断した表し方 3.2 管の太さ・種類の表し方 管の太さ及び種類を図示する場合には,管を表す線の上側に沿って図面の下辺又は右辺から読めるように,管の太さ及び種類を表す文字・文字記号を記入する[図2 a),b)]。ただし,複雑な図面などで誤解を招くおそれがあるときには,それぞれ引出し線を用いてもよい[図2 c)]。ま た,文字,文字記号の意味は,図面上の見やすい位置に記入する。 3.3 流体の種類・状態・目的の表し方...