JIS D1301:2001

01-03-2023 comment

JIS D1301:2001 電気自動車−一充電走行距離及び 交流充電電力量消費率試験方法 Electric vehicle―Measurement for driving range and energy consumption
1. 適用範囲
この規格は,車載電池(以下,“主電池”という。)だけを動力源とする車両総質量が3 500kg以下の電気自動車(自動二輪車及び原動機付自転車で原動機に電動機を用いたものを除く。)の一充電走行距離及び交流充電電力量消費率を求める試験方法について規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO/DIS 8714 : 2000, Electric road vehicles−Reference energy consumption and range−Test procedures for passenger cars and light commercial vehicles (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS C 1211 電力量計(単独計器) JIS D 1010 自動車走行試験方法通則
JIS D 1012 自動車−燃料消費率試験方法
3. 試験自動車及び主電池 試験自動車及び主電池は,次に掲げる状態とする。
a) 主電池は,自動車製造業者指定の電池を用い,適正に管理されたものでなければならない。
b) 主電池が搭載された状態で300km以上走行されていなければならない。また,慣らし走行距離は,付表5に記録する。
c) 自動車製造業者の仕様に基づき,あらかじめ点検・整備されていなければならない。
d) 試験自動車の質量は,JIS D 1010に規定する空車状態の自動車に2人の人員(人員1人の質量は,55kgとする。)が乗車し,又は110kgの物品が積載された質量(以下,“試験自動車質量”という。)でなければならない。
e) 試験路において走行抵抗を測定するときの試験自動車質量の誤差範囲は,試験自動車質量の±50kgでなければならない。
f) 電動機を収めているフードは,閉じていなければならない。
g) タイヤの空気圧は,自動車仕様書に記載された空気圧でなければならない。 なお,空気圧は,試験自動車が走行前(冷間)に水平面で静止している状態で測定する。ただし,シャシダイナモメータに設置する際,シャシダイナモメータのローラの直径が500mm未満の場合には,試験自動車が平たん舗装路面を走行しているときの状態に近似するようにタイヤの空気圧を自動車仕様書記載値の1.5倍を限度として調整することができる。
h) ホイールトルクメータを装着した駆動軸については,トレッドの誤差範囲が自動車点検仕様値の±10%であり,トーイン及びキャンバは自動車点検仕様値でなければならない。
i) 一充電走行距離及び交流充電電力量消費率の測定に影響を与えるおそれのある部品以外は,正規の部品でなくてもよい。
j) 搭載されたすべてのエネルギー貯蔵装置(電気,油圧,空気圧など)は,走行目的以外の装置であっても,自動車製造業者の指定する範囲で動作させなければならない。
4. 試験機器の精度・校正 シャシダイナモメータ及び試験用機器は,当該機器の製作者の定める取扱い要領に基づいて点検・整備され,校正されたもので,次の精度をもっていなければならない。
a) 温度計の精度は,±1℃とする。
b) 気圧計の精度は,±0.1kPaとする。
c) 風速計の精度は,±1m/sとする。
d) 速度計の精度は,±0.5km/hとする。
e) シャシダイナモメータの距離計の精度は±0.1%とする。
f) 惰行時間の測定装置の精度は,±0.1sとする。
g) 交流積算電力量計の精度は,JIS C 1211に規定される±2%の計測器,又はこれと同等以上の精度とする。
h) ホイールトルクメータの精度は,フルスケールの±2%とする。
5. 試験室 試験室内の温度は,25℃±5℃とする。 なお,温度測定位置は,送風装置付近とし,温度は,8.に規定する一充電走行距離試験の開始前及び終了後に測定する。
6. 試験自動車の設置 6.1 等価慣性質量の設定 シャシダイナモメータに設定する等価慣性質量は,表1の左欄に掲げる試験自動車質量に応じ,それぞれ同表右欄に掲げる等価慣性質量の標準値でなければならない。ただし,同表右欄の等価慣性質量の標準値が設定できないときは,当該標準値と当該標準値にその10%を加えた値の範囲内で等価慣性質量を設定することができる。

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