JIS L1917:2000

01-03-2023 comment

JIS L1917:2000 繊維製品の表面フラッシュ燃焼性試験方法
1.適用範囲
この規格は,
繊維製品の表面フラッシュ燃焼性試験方法について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 2240 液化石油ガス(LP ガス)
JIS L 0217 繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法
JIS L 1091 繊維製品の燃焼性試験方法3.定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a)表面フラッシュ 基本構造の着火を除いた材料表面の炎の急速な広がり。備考 表面フラッシュと同時又は引き続いて発生する現象は,表面フラッシュの範囲に入らない。
4.試料の採取及び調整 生地の場合は,ランダムに採取する。ただし,両耳端から全幅の 1/10 ずつ,端末から 1m 以上を除いた部分から採取する。採取した試料について,洗濯処理が必要な場合には,定められた処理方法(1)で処理した後,次の試験を行う。ただし,この処理を必要としない場合には,この処理を省略することができる。試料を 105±2℃の恒温乾燥器内に 60 分間放置した後,シリカゲル入りデシケータ中に 30 分間放置する。ただし,熱による影響を受けるおそれがある試料では,50±2℃の恒温乾燥器内に 24 時間放置した後,シリカゲル入りデシケータ中に 30 分間放置する。
注(1)洗濯方法 試験片の大きさは,試験に必要な大きさとし,ほつれを避けるため縁取りし,次の方法で洗濯を行う。
a)水洗いの場合は,JIS L 0217付表 1 番号 103 の方法による。
b)ドライクリーニングの場合は,JIS L 0217付表 1 番号 401 の方法による。試料を製品から採取する場合には,表面フラッシュが発生するおそれのある部分を採取する。ただし,試験に必要な大きさの試験片にするため,小さな部分を縫い合わせた場合は,試験結果に影響のない縫い形式とし,図示等を含めその旨試験報告書に記載する。

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