JIS M4002:2000 粉砕仕事指数の試験方法 Testing method of grinding work index
1. 適用範囲
この規格は,鉱石及びこれに準ずる工業原料の粉砕仕事指数を試験用ボールミルを用いて測定する試験方法について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。 JIS B 1501 玉軸受用鋼球 JIS M 8811 石炭類及びコークス類のサンプリング方法並びに全水分・湿分測定方法 JIS Z 8801 試験用ふるい
3. 用語の意味及び記号
3.1 用語の意味 粉砕仕事指数:ボンドの粉砕理論に基づく指数。第一義的には粉粒体の粉砕抵抗を表す。 80%粒度:粒度分布を有する粉粒体の80%量が通過分となる粒度。 循環率:網下の質量繰り返し粉砕する質量1P×100 (%)
3.2 記号
Wi :粉砕仕事指数 (MJ/t) {kWh/t}
F :試料の80%粒度 (洀洀
P1 :粉砕試験のふるい分けに使ったふるいの目開き (洀洀P :P1網下の80%粒度 (洀洀w :給鉱700ml(充てん)の質量 (g)
a :各回における全粉砕産物のP1網上量 (g)
Gbp :試験用ボールミル1回転当たりの網下生成量 (g) 備考 この規格の中で,{ }を付けて示している単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。
4. 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
a) 試験用ボールミル 試験用ボールミルは,内径305mm,長さ(内のり)305mmの鉄製円筒状ボールミル(図1)を用い,回転速度は70min−1とする。
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