JIS X3060:2000 ECMAScript言語
1. 適用範囲
この規格は,ECMAScript言語を規定する。
2. 適合性 ECMAScriptに適合する実装は,この規格で規定する,型,値,オブジェクト,特性,関数及びプログラム構文のすべてを提供しなければならない。 この規格に適合する実装は,UnicodeTM標準の第2.0版に適合する文字符号,又はJIS X 0221が実装水準3の2オクテットBMP形式として規定する文字符号を,解釈できなければならない。実装が,採用する文字集合として,JIS X 0221の部分集合を特に指定しなかった場合は,BMP部分集合である部分集合用図形文字の組300が指定されているものとする。
ECMAScriptに適合する実装は,この規格で規定する以外の付加的な型,値,オブジェクト,特性及び関数を提供してもよい。特に,ECMAScriptに適合する実装は,この規格で規定しない特性及びその値を,この規格で規定するオブジェクトに対して提供してもよい。 ECMAScriptに適合する実装は,この規格で規定しないプログラム構文を提供してもよい。特に,ECMAScriptに適合する実装は,この規格の7.4.3に挙げる“将来使用する予約語”を使用するプログラム構文を提供してもよい。
3. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
発行年を付記していない引用規格は,追補を含むその最新版を適用する。 −JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
備考 ISO/IEC 646 : 1991, Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchangeに,JIS X 0201が整合している。 −JIS X 0221 国際符号化文字集合 (UCS) −第1部 体系及び基本多言語面備考 ISO/IEC 10646-1 : 1993, Information Technology−Universal Multiple−Octet Coded Character Set (UCS) −Part 1 : Architecture and Basic Multilingual Planeが,JIS X 0221と一致している。
4. 概要 ISO/IEC 16262 : 1998の4.Overviewによる。
5. 記法 ISO/IEC 16262 : 1998の5.Notational Conventionsによる。
6. ソーステキスト ISO/IEC 16262 : 1998の6.Source Textによる。
7. 字句 ISO/IEC 16262 : 1998の7.Lexical Conventionsによる。
8. 型 ISO/IEC 16262 : 1998の8.Typesによる。
9. 型変換 ISO/IEC 16262 : 1998の9.Type Conversionによる。
10. 実行文脈 ISO/IEC 16262 : 1998の10.Execution Contextsによる。
11. 式 ISO/IEC 16262 : 1998の11.Expressionsによる。
12. 文 ISO/IEC 16262 : 1998の12.Statementsによる。
13. 関数定義 ISO/IEC 16262 : 1998の13.Function Definitionによる。
14. プログラム ISO/IEC 16262 : 1998の14.Programによる。
15. 標準固有オブジェクト ISO/IEC 16262 : 1998の15.Native ECMAScript objectsによる。
16. 誤り ISO/IEC 16262 : 1998の16.Errorsによる。
JIS X3060:2000
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