JIS A1201:2000

01-02-2023 comment

JIS A1201:2000 土質試験のための乱した土の試料調製方法
1 適用範囲
この規格は,土質試験のために採取した乱した土(粒径 75 mm 未満)の試料調製方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第 1 部:金属製網ふるい
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 試料調製 試験に用いる試料の分取,含水比調整及び粒度調整の総称。
4 調製器具 調製器具は,次による。
a)はかり
はかりは,測定質量の約 0.1 %まではかることができるもの。
b)ふるい ふるいは,JIS Z 8801-1 に規定する金属製網ふるい。
c)ときほぐし器具
ときほぐし器具は,乳鉢及び乳棒,又は土粒子を破損せずに土の塊をときほぐすのに適したもの。
d)ゴムへらe)恒温乾燥炉 恒温乾燥炉は,温度を(110±5) ℃に保持できるもの。
f)デシケータ デシケータは,JIS R 3503 に規定するもの,又はこれと同等の機能をもつ容器で,シリカゲル,塩化カルシウムなどの吸湿剤を入れたもの。
5 試料の分取
5.1 分取方法 試験に用いる試料を必要量取り出すときは,通常四分法を用いる。四分法の要領を,図 1 に示す。
注記 1 四分法の代わりに,試料分取器を用いてもよい。
注記 2 代表的な試料とみなせる場合は,四分法を省略してもよい。図 1−四分法5.2 試料の分取量 試験に用いる試料の分取量は,各試験方法で規定されている試料の最少質量に適当な余裕量を加えた量とする。
注記 1 各土質試験に用いる試料の必要量は,試験項目及び試験個数,土の粒度,含水比状態などによって変わる。
試験 1 回当たりに必要な試料の最少分取量の目安を,表 1 に示す。

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