JIS A4702:2000 ドアセット
1 適用範囲
この規格は,主として建築物の外壁面及び屋内隔壁の出入口として用いる手動開閉操作を行うスイング及びスライディングのドアセット(以下,ドアセットという。)について規定する。ただし,回転ドアセットは除く。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1416 実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法
JIS A 1513 建具の性能試験方法通則
JIS A 1515 建具の耐風圧性試験方法
JIS A 1516 建具の気密性試験方法
JIS A 1517 建具の水密性試験方法
JIS A 1518 ドアセットの砂袋による耐衝撃性試験方法
JIS A 1519 建具の開閉力試験方法
JIS A 1521 片開きドアセットの面内変形追随性試験方法
JIS A 1523 ドアセットのねじり強さ試験方法
JIS A 1524 ドアセットの鉛直載荷試験方法
JIS A 1530 建具の開閉繰返し試験方法 JIS A 4710 建具の断熱性試験方法
JIS A 5558 無可塑ポリ塩化ビニル製建具用形材
JIS A 5905 繊維板
JIS A 5908 パーティクルボード
JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
JIS G 3313 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 ドアセット あらかじめ枠と戸とが製作・調整されていて,現場取付けに際して一つの構成材として扱うことができるもの。 なお,下枠のないもの(三方枠)及び周辺にガラススクリーンなどを組み込んだものも含める。
3.2 枠 戸などを取り付ける開口壁材に接するもの。
3.3 戸 ドアセットの可動部分。扉,障子などの総称。
3.4 スイング 主に枠の面外に戸が移動する開閉形式。
3.5 スライディング 主に枠の面内を戸が移動する開閉形式。
4 等級 等級は,表1に示すとおり,耐風圧性,気密性,水密性,遮音性,断熱性及び面内変形追随性について,それぞれの性能に応じて区分する。
5 性能 性能は,表1の性能項目からドアセットの用途に応じて,必要な項目を選択して適用する。ただし,ねじり強さ,鉛直荷重強さ,開閉力,開閉繰返し及び耐衝撃性は必須の性能項目とする。また,耐風圧性,気密性,水密性,遮音性,断熱性及び面内変形追随性については,ドアセットの用途に応じて必要な等級を適用する。
JIS A4702:2000
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